松本では、七夕に織姫と彦星の人形(和紙、木製人形など様々)を軒先に飾ります。
1对だけじゃなくて、複数飾ることもあります。
その中で、なんとも不思議な男性のような人形が一緒に飾られることがあります。
この人形は「カータリ」といって、7月7日に、万が一川が増水して渡れなくなった時に、織姫(彦星の場合もあり)を背負って川を渡る人なんです。
ちょんまげにすっと伸びたヒゲ、そして深くなった川を渡れるように足が長いのが特徴です。
角材と和紙で作られることが多いようですが、実際に着物を着ているときもあります。松本市立博物館では「ナイスガイ カータリくん」というストラップが発売されていて、恋愛成就のお守りとして人気が出てきているそうです。
「カータリ」は「川渡り」が訛ったんでしょう。
カータリは他にもカワゴエやアシナガと呼ばれる人形もあります。(それぞれちょっとずつ形が違う。地域によっては名前がごっちゃになってる場合もあるようです)
もしかしたら出番もないのに、毎年ちゃんと脇に控えている。そんな気構えというか、松本人の優しさというか、アイデア力みたいなものは引き継がれているんだなぁ…と変な感想を思い描き…
今年はなんとなくこのカータリが注目されていてます。
島勇も和紙で作って飾ってみました。
これが「キモカワイイ」というやつでしょうか!?
良かったら見に来てください♪