一閑張りを製作する時は、いくつかの素体をまとめて下張りします。
今回は市場かご 大と一緒にこの足付きザルをしたばりしてました。
大きさは 幅 38cm、横 32cmの小判型で、高さ 9cm です。
内寸は 幅 35cm、横 28cm、深さ 7cm です。
使用した和紙は、上もみ友禅で、日本古来の草花を丸と市松でデザインした、現代風の千代紙です。
外側は柳絞りという、縦筋が木の皮のように見える和紙です。
友禅の部分はコート剤を塗り、柳絞りの部分は柿渋で仕上げました。
用途は…正直何に使うか考えませんでした…
お盆の代わりに使っていただいてもいいし、茶器等を収めるのもいいかもしれません。
実は少しミスをしてしまい…
友禅が思った以上に伸縮してし底が反ってしまい、少しガタつきます。中に何か入れればおさまる程度です。
また、最後の最後で裏面に傷を付けてしまい、その修復痕があります。
ホントは11,000円の値段を付けるつもりでしたが、そんなミスがあるのでコレだけは 8,800円で販売します。
こちらは 紙舘島勇 で展示販売しておりますので、ご興味がありましたら、ぜひ手に取ってご覧下さい。
島勇では一閑張り教室の他、様々な教室やワークショップを開催しております。
5月21日(金)開催の「はじめての中国茶」は、残席2名様となりました。
ご興味がありましたら「島勇の教室」をご覧下さい。