【和紙人形の素材】

無地の生地を表現する:民芸紙民芸ちりめん砂子ちりめん

人形の着物では帯や袖のみに柄の付いている着物のベースとして単色の色無地の和紙を使います。
単色で染められたシワの加工がされていない和紙を「民芸紙」と呼びます。(金色、銀色は千代紙の中にあります)
ちりめんとは、縦横にしわを入れ、和紙自体に柔軟性と立体感を持たせた加工をした和紙を指します。着物地のちりめんが表現できるように考えられた加工方法です。民芸紙にちりめん加工を施したので「民芸ちりめん」と呼んでいます。
民芸ちりめんの中で、黒色で縦方向だけのしわを入れたものを髪の毛用としています。

着物の襦袢や襟、袖口などちょっとしたところに見える、きらびやかな部分には「砂子ちりめん」が使われます。「砂子」は細かな金銀箔の事です。
和紙人形製作の他にも何かと使えるので、色を揃えておくと便利です。

綺麗な柄の着物を表現する:千代紙友禅ちりめん能千代

きらびやかな着物を作るのに無くてはならない和紙は「千代紙」です。
ネット上では定番柄を中心に販売しています。
また、千代紙の中に金色、銀色の和紙があります。これは民芸紙と違い、染めではなく印刷されているからです。銀は1種類、金は赤金と青金の2種類があります。

千代紙にちりめん加工を施したものが「友禅ちりめん」です。ちりめん加工の柔らかさが、流れるような着物の表現に使われます。
千代紙に無い柄が友禅ちりめんにあったりもします。

能や歌舞伎で使われる衣装の柄を、そのまま和紙にしたものを「能千代」と呼びます。
能千代は全てちりめん加工をしたものを販売しています。
「藤娘」の様な、その役に決まった柄の着物がある場合、能千代から捜してもらえば見つけられると思います。
能千代だけにある帯柄はとても人気があります。

下地:書道用紙 半紙 黄菊

和紙人形の顔や手を作る時、土台の紙粘土の上に和紙を貼ります。紙粘土の冷たい感じが和紙によって温かみを持ちます。
半紙を何回も重ねて貼ることで下地を作り上げます。