【詠 UTAU・書 KAKU・創 TSUKURU】

中信地区を中心に精力的に活動している三人の作家が集い、それぞれの個性を融合した個展を開催致しました。

和の文化という共通点はありながらも、全く違った分野で活動していた三人ですが、書道家の一志水鏡が俳人の飯島ユキの句「考へる時はひらがなさくらんぼ」と出会う事から展示会開催への道のりが始まります。
飯島の作品が一志の書道作品として、昨年11月開催の安曇野スタイルで展示され、その雰囲気に新たな可能性を見出した二人は、松本での開催を企画します。当店の伊藤叡香も参加し、中町 蔵シック館での開催に至ります。

和の文化としての三つのジャンルが、お互いの存在を高め合い、あらたな表現を魅せます。

飯島ユキ(俳人)
俳句羅(ra)の会代表・「船団の会」会員。塩尻市民カルチャー俳句講座の講師を務める。第4回 平塚らいてう賞(特別賞)受賞。著書に句集「一烓」「庭の水族館」、編著「今朝の丘・平塚らいてうと俳句」「らいてうの姿・ちひろの想い」、共著 句画集「季」

一志水鏡(書道家)
書窓「みずかがみ」主宰、毎日書道展会員、「みずかがみの会」社中展、「安曇野スタイル」作品展に毎年出展。第14回 創玄展 毎日新聞社賞受賞、第57回 毎日書道展 毎日賞(近代詩文書)受賞、第60回 毎日書道展 毎日賞(漢字部Ⅱ類)受賞

伊藤叡香(和紙人形作家)
和紙の専門店「紙舘 島勇」を営業する傍ら、和紙の魅力をわかりやすく伝えるために和紙人形製作に取り組む。2002年に「和紙人形を創る」を発表。「工房 島勇」を主宰し、毎年和紙人形展を開催する。

【開催期間】 2011年5月7日(土)〜12日(木)
【開催場所】 中町 蔵シック館