和紙人形作品展「舞楽」

舞楽には太鼓が三種あり、大太鼓、荷太鼓、釣太鼓が用いられる。
大太鼓は、外側に火焔の装飾があるので火焔太鼓ともいう。
胴の直径は約百三十センチで、長さ約一メートルである。革が張ってある鉄輪は百九十~二百センチで、太い紐で締めてある。
火焔の装飾は、左方が龍、右方が鳳凰である。上に伸びる棹の先端には、左方が日輪(日形)右方は月輪(月形)が付けられ、鼓面の巴は、左方が三巴で、右方が二巴である。

「雅楽壱具」(東京出版)より抜粋
丸山 晃
大月 治
伊藤 叡香 合作

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